2019年2月、新型デリカD:5が誕生しました。外観にはフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」が採用。ヘッドライトは縦型のマルチLEDとなり、LEDポジションランプも搭載しています。リアコンビネーションランプはテールランプを外側まで光らせるデザインに変更。リアゲートガーニッシュとの連続性を持たせています。新型に移行したのはディーゼルエンジンモデルのみで、ガソリンモデルは従来型を継承。グレードを整理し販売を継続しましたが、2019年10月に販売を終了しています。また、新たにエアロパーツを身にまとった「アーバンギア」が設定されました。

新型デリカD:5に採用の2.2Lディーゼルターボエンジンですが、型式は4N14型と変更はありませんが、コンロッドやピストンなどを新設計。三菱車では初となる尿素SCRシステムを採用した新エンジンを搭載しています。また、組み合わせられるATも6速から、新開発のスポーツモード付8速ATに刷新されています。装備面では、衝突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱警報システムなどで構成された予防安全技術「e-Assist」を採用。このほか車両旋回運動を判断し、ハンドル操作に忠実な車両挙動を実現するヨーレイトフィードバック制御など、最新の技術がふんだんに使われています。

2007年1月、5代目のデリカとしてデリカD:5が登場。世界販売戦略シャシーを用いて設計されていますが、オフロードを走るクルマとして剛性を得るため、環状型の骨格構造「リブボーンフレーム」を採用しています。登場当初は4駆のみのラインナップでしたが、2007年5月に2駆モデルを追加しました。 エンジンは4WDには4B12型2400ccガソリンを、2WDは4B11型2000ccガソリンエンジン（のちに4J11型2000ccガソリンに変更）を搭載。そして2012年12月に、4N14型コモンレール式ディーゼルエンジンを追加。4駆＋ミニバンで初となるクリーンディーゼルの搭載でした。

デリカD:5のカスタムは、スペースギアやスターワゴンの流れを組むものでした。リフトアップにワイドなオーバーフェンダー、フロントやリアのガード類、そしてマッドガードと、ワイルドな4駆らしいカスタムが主流になりました。一方、エアロパーツを装着したローデストがラインナップしたこともあり、街乗りのスタイリッシュなカスタムもありました。登場当初から数多くのアフターパーツがリリースされ、個性的なカスタムデリカが誕生しました。それだけ人気が高く、またオーナーそれぞれの希望を叶える仕様やスタイルに作り上げることができます。デリカD:5はその性能だけでは語れない魅力がここにあります。

もし、誰しもが同じ服、同じ靴、同じ鞄だったらどうでしょう。ある意味、メーカーが発売するノーマルのクルマはこのようなイメージかもしれません。しかし、トレッキングシューズを選ぶように「林道やキャンプでオフロードを走るからオールテレーンやマッドテレーンのタイヤにしたい」、アクセサリーを選ぶように「ワンポイントになるようにフロントバンパーを装着したい」など、貴方の時間を共に過ごす愛車だからこそ、貴方が思い描くデリカD:5にカスタムしてみましょう。

そうすることで、乗るたびにワクワクする。そして、それが愛車の性能を高めることにも繋がっていくのです。Am’z Studioが手がけるデリカD:5は、見た目だけの格好良さだけではなく、使って走ってこその性能向上にも繋がっています。リフトアップやタイヤを換えることによる走破性アップは、「こんなところも走ることができる！」ようになり、これこそ、社是である～『こころ』『うごく』喜びづくり～の実現と言えるでしょう。カスタムによる笑顔作り。それがスマイルモータースのミッションです。